よく噛める、痛くない、外れない入れ歯を作るためには、治療過程での「精密な型取り」や「噛み合わせの分析」が求められます。これらは豊富な経験が必要になる高度な技術であり、歯科医師なら誰でもできるわけではありません。
当院の院長は、40年以上(※)にわたる入れ歯の治療経験を持っています。その長いキャリアの中で、入れ歯治療で有名な南カリフォルニア大学のDr Levin氏に師事するため渡米し、入れ歯づくりで重要となる骨や筋肉の解剖学、より精密な型取りの技術などを学びました。
その幅広い知識と経験を活かし、噛みやすく痛みの少ない、外れにくい入れ歯をご提供しています。
※2021年現在
ご自身の歯が残っている方が入れ歯を作る場合、入れ歯を支えるための留め金や装置を、残っている歯につけることがあります。こうしたケースでは、留め金や装置の力によって、残っている歯に大なり小なり負担をかけてしまいます。つまり今ある歯を長持ちさせるためには、どこに留め金をかけたり装置をつけたりするか、歯の状態を確認した上での判断が重要なのです。
当院なら、「お口の中に残っている歯がどのような状態なのか」「歯周病などでダメージを負っていないか」といったチェックと判断をより適切に行えます。院長は入れ歯についての治療技術・経験だけでなく、日本臨床歯周病学会認定医の資格も持っているからです。この認定医の資格は、歯周病においての治療技術や知識・実績を学会に認められた歯科医師だけが取得できるもの。そのため、入れ歯治療においても歯周病の状態をしっかり考慮に入れて、治療を進めてまいります。
豊富な知識をもとに、より適切な判断で、できるだけ歯に負担をかけない入れ歯を製作いたします。
私どもでは、入れ歯とインプラントを組み合わせた治療もご提供しています。この治療は入れ歯とインプラント双方の知識を習得している歯科医師でなければ行えません。
一般的な歯科医院の多くが、入れ歯とインプラントのどちらかのみを得意としているのに対し、当院は両方の治療に精通しています。そのため、インプラント治療を併用した入れ歯のご提案が可能です。お気軽にご相談ください。
入れ歯には大きく分けて、「部分入れ歯」と「総入れ歯」の2種類があります。
それぞれで型取りのポイントや噛み合わせの作り方などが異なるため、私どもはお作りする入れ歯に合わせて、その方法を変えています。入れ歯の種類に合わせて製作方法を工夫することで、患者さまのお口によりピッタリと合う、噛みやすく痛みの少ない入れ歯のご提供が可能です。
「入れ歯が合わない」というお悩みの原因の多くは、床(しょう)と呼ばれる入れ歯の内面と、入れ歯を支える歯ぐきとの間にできる隙間です。入れ歯は吸盤と同じ仕組みで歯ぐきにくっつきます。隙間があると吸盤がくっつかないのと同様に、入れ歯も隙間ができると安定せず、ガタついたり外れたりしてしまいます。
この隙間ができないようにするには、精密なお口の型取りが欠かせません。当院の入れ歯治療では、型取りの工程をより重視し、患者さまのお口にピッタリと合う入れ歯を目指します。
部分入れ歯を作る場合、当院では精密な型を取るために「個人トレー」と呼ばれる型取り用の道具を作っています。トレーとは型取り材を乗せる枠のこと。個人トレーは、患者さま一人ひとりのお口の大きさ合わせてオーダーメイドで作られたものです。個人トレーを使ってお口の型を取ると、サイズが決まった既製品のトレーを使った場合に比べ、より精密な型が取れます。さらに型取り材には、変形が少なく精密な型が取れるシリコン製の材料を採用しました。
精密な型取りを行って作った入れ歯は、よりお口にフィットし、噛みやすく快適に使える入れ歯となるでしょう。
総入れ歯をお作りする場合は、まずトレーニング用の入れ歯を製作し、約2か月程度の間それを使用いただきます。トレーニング用の入れ歯の内面は柔らかい素材でできており、お食事やお話しているときの筋肉の動きに合わせて入れ歯の内面の形が変わるのが特徴です。
この入れ歯の使用中、痛みが出た場合にはご来院いただいて調整し、傷の有無や状況をチェックしてお口の粘膜の治癒を待ちます。粘膜の状態が良好になり、新しい入れ歯を作る準備が整ったら、トレーニング用の入れ歯の情報をもとに本番の入れ歯を製作します。
トレーニング用の入れ歯のメリットは、お口に負担をかけにくい素材でできており、お口の形状だけでなく動きのデータも取れることです。日常生活でお使いいただいたトレーニング用の入れ歯をもとに新しい入れ歯を製作するので、入れ歯の内面を患者さまのお口や生活スタイルに合った状態に仕上げられます。
総入れ歯の治療で難しいのは、すでに歯がなくなっているため、元々の歯並びや噛み合わせが分からない状態で製作を行う点です。トレーニング用の入れ歯はこの課題の解決にも役立ちます。歯の高さを足したり削ったりといった調整がしやすいため、患者さまに適した噛む力や噛み合わせの高さを模索でき、最終的にお作りする入れ歯に反映させられるのです。
※来院頻度やトレーニング用の入れ歯を使用する期間は、患者さまのお口の状況によって変わります。
一般的に、出来上がった入れ歯で実際にお食事をしてみたら、痛みや不具合が出てしまったというケースは少なくありません。そのような場合、お口の状態に合わせて入れ歯に材料を足したり、粘膜にあたる部分の形状を調整しなければならず、患者さまにも何回かご来院いただく必要があります。入れ歯が完成した後も、こういった調整を行った経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
しかし当院でお作りする入れ歯なら、完成後にあまり調整を必要とせず、何度もご来院いただかなくて済むことがほとんどです。その理由は、事前の徹底した準備や型取りにあります。患者さまのご負担とストレスを抑えるためにも、完成度にこだわり、お口にピッタリと合いやすく噛みやすい入れ歯をご提供しています。
入れ歯や歯の詰め物・被せ物の製作は歯科技工所に依頼し、歯科技工士という専門家が製作します。歯科技工所や所属する歯科技工士にはそれぞれ得意分野があり、入れ歯に定評がある技工所もあれば、詰め物・被せ物に力を入れている技工所もあります。
入れ歯の出来は、歯科技工士の技術力によって大きく左右されるため、質の高さを求めるなら入れ歯の製作を得意とする技工所に依頼するほうが良いのは当然です。そのため当院では、入れ歯の製作が得意で実績も豊富な歯科技工所に依頼し、患者さまにご納得いただける品質の入れ歯をお作りしています。
さらに私どもは、入れ歯の種類によって製作を依頼する歯科技工所を変える場合があります。これらはすべて、入れ歯製作へのこだわりによるものです。依頼しているそれぞれの歯科技工所との付き合いは、開院以来30年以上(※)になり、しっかりした信頼関係が築き上げられています。歯科医師と歯科技工士でコミュニケーションや連携を密に行えるため、患者さま一人ひとりのお口に合った入れ歯をご提供できるのです。
歯科技工士は、型取りによって作られる患者さまのお口の中を再現した模型をもとに入れ歯を製作します。そのため通常は、歯科技工士が患者さまのお口の中を直接見ることはありません。しかし模型だけでは、頬や唇、お口の内側の粘膜の状態まできちんと把握できないのが実情です。これが理由で、お口にピッタリ合った、よく噛める入れ歯を作れないケースもあります。
そこで当院では難しい症例などでは、歯科技工士も立ち合いの上で診療を行う場合があります。患者さまのお口の中を歯科技工士が直接確認するので、頬や唇、お口の内側の粘膜の状態、お顔立ちなどの細かい部分まで考慮した入れ歯の製作が可能です。また、歯科技工士が患者さまから直接ご希望を伺えるため、よりご満足いただける入れ歯づくりにもつながります。
歯科技工士は、歯科医師と並ぶもう一人の入れ歯の専門家です。私どもは一流の腕を持つ技工所と提携して、質の高い入れ歯の完成を目指しています。
保険診療の入れ歯の価格は全国一律であるため、どこの歯科医院で治療を受けても患者さまの費用負担は同じです。しかし保険を使わない自費診療(自由診療)の入れ歯の価格は、歯科医院ごとに異なります。
私どもの自費診療の入れ歯は、できるだけお求めやすい価格に設定しています。それは、少しでも費用負担を軽くして、より良い治療を多くの患者さまに受けていただきたいという思いがあるからです。治療の質を維持しながらコスト削減の工夫を行い、リーズナブルな価格となるよう努めています。また、お支払い方法の選択肢としてデンタルローンもご用意しました。
費用を理由に自費の入れ歯治療を諦めていた方も、分割払いが可能な当院にぜひご相談ください。
※自費診療を無理に勧めるようなことはございませんので、ご安心いただければと思います。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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午前 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × |
午後 | ○ | △ | ○ | × | ○ | ◇ | × |
午前:9:00〜13:00
午後:14:00〜19:00
△:14:00〜18:00
◇:14:00〜17:00
休診日:木曜・日曜